INTRODUCTION of CAIRNSケアンズ市をもっと知ろう

町の紹介INTRODUCTION

2大世界遺産をもつ
国際観光都市「ケアンズ市」

ケアンズ市は、オーストラリアの湿潤熱帯地域の一部に位置し、市の東部には「グレート・バリア・リーフ」と北西部に世界最古の熱帯雨林の2つの世界遺産を持つ、珊瑚海と緑豊かな国際観光都市です。
市街地は、沿岸地域の中心部に位置し、市の南北部は良質の農地と多くの動物等が生息する自然豊かな地域が広がります。近くには、アサートン高原、デインツリーと湿潤熱帯雨林、そして奥地サバンナ地域への重要な玄関口となっています。
また、ラッセル川、マルグレーブ川とバロン川が地域内を流れ、沖合にはフィッツロイ島、グリーン島、フランクランド諸島などの島も有します。

位置 クイーンズランド州最北部の都市
面積 1,687㎢
人口 165,525人(平成30年6月末現在)
市の花・木 Golden Penda(ゴールデン・ペンダ 日本名:キサントステモン・クリサンサス)

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ご挨拶GREETING

今日、急速に変化する世界情勢の中で、ケアンズ市と美波町のように50年も続いている交流関係は驚くべきことであり、大変貴重なことであります。
今年8月には、ケアンズ市にとって初めての姉妹都市である美波町(旧日和佐町)との姉妹都市締結50周年を記念しご訪問いただき、また私たちの関係を象徴するように、日本庭園の建設を予定している場所に、2本の苗木を植樹いたしました。
美波町とは長年に渡り、文化的及び教育的交流を通じてケアンズ市と強い関係を築いてきましたが、今後もこの関係を継続し一層の絆を深めていきたいと考えています。
良好な関係は、良好な友情関係を持つことから始まります。
私たちの姉妹都市関係は、旧日和佐町長がウミガメを縁に姉妹都市の締結を考え始めたことが、きっかけでした。
当時、旧日和佐町のウミガメ保護に対する考えは非常に前向きで、実際に国際的な保護運動は1970年代後半までなかったため、このウミガメを研究し保護する必要性を宣言する先見性は先駆的でした。
一方、ケアンズ市ではウミガメの繁殖も大切にしています。グレートバリアリーフには、世界にいる7種のウミガメの内6種が生息しており、これらの多くは、様々な自然的要因、さらに著しい人為的要因によって深刻な脅威にさらされています。私たちのコミュニティでは、こういった環境を危惧し、病気や怪我をしたウミガメのリハビリを専門とする非営利団体である「ケアンズ・タートル・リハビリテーション・センター」の活動を支援し、ウミガメを取り巻く環境改善等の保護活動を行っております。 姉妹都市を締結して以来、ケアンズ市の人口は急速に増加し変化をしていますが、美波町は独自の文化や地元産業を支え、維持しながら古くからの農山漁村としての地域の魅力を残しています。
今後とも、両市町間における様々な交流事業を楽しみに、そして強い絆をもって関係を続けていきたいと思います。

ケアンズ市長ボブ マニング